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自分で履いてみて嬉しくなるような靴を作りたい。
カッティング
▲革をカッティング中の吉見さん
障害者用ブーツ
▲片足に装着器具をつけたまま靴が履けるようにデザインされた制作途中のブーツ
ミシン
▲ドイツ製のアンティークミシン。
 もちろん現役で活躍中
道具の集合写真
▲手に馴染んだ愛用の仕事道具たち
合わない靴を履くことで起こるトラブルは?
外反母趾ですね。親指の付け根が出てきて、親指全体が中指側に傾いてしまい、病状の進行中はかなり痛むようです。また、最近ではミュールなどを履いている女の子に多くなっているんですが、指先が曲がってしまうハンマートゥ。靴と足が安定していないために指先で靴を掴もうとしたり、小さい靴を履いて指を圧迫すると指が曲がってくるんです。それがクセになって、指先がわしづかみの状態で固定され、それがさらに酷くなると魚の目もできたりして、靴が履けなくなってしまう。あと、巻爪や、膝や足首・腰痛を引き起こす要因にもなります。
靴選びのポイントを教えてください。
とりあえず両足履いて、歩いてみる。それで靴がグラグラするようなのは絶対避けた方がいいでね。例えば、前だけでしか足を支えることができないミュールなどは、足と靴が一体化しない。となると、足が靴を固定するために、無理な力をかけて頑張るんです。足のどこかに負担をかけてしまうんですね。まず、歩いてみて安定する靴を選ぶのがポイントです。
靴を作る時には、足型を作るのですか?
足型を作るとすごく高くなるんですよ。靴は消耗品なので、ある程度の価格に抑えるため、私は服のようにメジャーでサイズを計っています。服と同じようにサイズをはかって、仮縫いをして本縫いをして、完成です。
靴の場合、どこのサイズが重要なのでしょう。
一番大事なのは縦のサイズ。「私は○センチを履いています」っていうのではなく、正確な寸法を計ります。それが分かると土踏まずの位置がわかってくるんです。それを踏まえた上で横の幅、甲の高さなどを計ります。
吉見さんの店で人気の「Calzante(セミオーダー)」のシステムと価格を教えてください。
作品の中から好みのデザインを選んでもらって、それをお客さんの足の形に合わせて作るというものです。値段はセミオーダーだと2万5000円〜3万円前後。フルオーダーなら3万円前後〜。紳士靴はフルオーダーで3万5000円〜。期間は1人で全工程をするので、1ヶ月ぐらいはみてもらっています。
吉見さんの靴作りのコンセプトは?
自分で履いてみても「うれしい!」と思える靴。そして、その人の足の形に合わせた上で、その靴がきれいに見えるよう作る事に気をつかっています。例えば、幅広でもきれいに見える形ってあると思うんですよね。
今後の目標は?
市場にあるのとはちょっと違うデザインを増やしていきたいと思います。それで、今夏に個展をしたのですが、今後も定期的に個展を開いていきたいな…と思っています。

※2005年3月現在、海外で修行中ということでお店のほうは休業中です。ますます発展を遂げる吉見さんの靴。これからもご活躍を期待しています!
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